平成１５年度ふるさとファミリー劇場
フルトン男声合唱団コンサート in 串間
２００３，１０，１９（日）　串間市文化会館
主催／宮崎県・串間市教育委員会　共催／フルトン男声合唱団

　この催しは宮崎県文化振興課の呼びかけによって、串間市教育委員会との共催で開かれたものでした。会場は１０００席程度の客席でしたが、お客様は２００名程度と少し寂しいコンサートになりました。しかし串間市市長・教育長を始めこのコンサートを聴きに来られた方々は、フルトン最初の「典礼聖歌」の演奏を聴くことが出来て幸せ一杯ではなかったでしょうか？
　会場には、この日演奏した「目井津子守船歌」の作詞者岩下銕太郎さんがお見えになっており、終了後に行われたロビーでのお話では「自分の作詞した曲ではなく、何か他の曲のように素晴らしかった」と語っておられました。
　このコンサートのもう一つの特徴は、団員のほとんどが通ったことのない「黒潮ロード」。高速道路の田野インターから串間市への最も最短距離とのことであったが、坂道とカーブの連続で回りは全て山と空の景色であった。時間的には大して変わらなかったと思うのだが、景色はやっぱり国道２２０号線のほうが上ではなかったか？

プ　ロ　グ　ラ　ム

第１部　男声合唱のための唱歌メドレー
「ふるさとの四季」
指揮：甲斐　勝利　／　ピアノ：加藤　敦子		 第２部　賛助出演　白ばらコール
指揮：菊村　隆史　／　ピアノ：中村　由紀美
第３部　フルトン　歌のカクテルコーナー
　１．宮崎市民歌
　２．思い出のスカイライン
　３．フェニックスハネムーン
　４．宇宙戦艦ヤマト
　５．「典礼聖歌」より
　　　・おお　神の富
　　　・ちいさなひとびとの
　　　・天は栄光を語り
　６．目井津子守船歌
　７．最上川舟歌
合同演奏
　・赤とんぼ
　・串間市歌
　コンサート終了後に行われた打ち上げで、鈴木串間市市長のジュースによる乾杯の後、各団体の代表などによる挨拶がありました。
鈴木市長
「今日はお客さんが少なかったけれど、これに懲りず来年も又お待ちしています」
　最後に全員で「遥かな友に」を演奏して終了しました。
宮崎日日新聞　１０月２１日掲載より転載
迫力ある男声合唱披露　串間市　「フルトン」が公演

　県内では数少ない本格男声コーラス、フルトン男声合唱団（立山浩道団長）の串間市コンサート（県、市教委主催）は１９日、同市文化会館大ホールであった。地元の女声コーラス・串間白ばらコール（小原美智子代表）も賛助出演。男声、女声それぞれの見事なハーモニーを聞かせた。
　家族一緒に舞台芸術を楽しめる機会を提供しようと、県が実施している「ふるさとファミリー劇場」の一つ。フルトンは宮崎市内を中心に団員４０人で、結成３６周年。本年度の宮崎日日新聞賞を受賞する。
　コンサート第一部は「ふるさとの四季」と題し、フルトンが「われは海の子」「雪」「春の小川」など、おなじみの唱歌を迫力たっぷりのメドレーで披露した。
　第二部は白ばらのステージ。１１月３０日に結成２０周年の記念演奏会を控えており、そのＰＲを兼ねてシャンソンの名曲などを聞かせた。
　第三ステージは「フルトン歌のカクテルコーナー」。「思い出のスカイライン」「フェニックスハネムーン」などフルトンの愛唱歌をトーク、ダンスを交えながら歌った。
　県南や串間市にちなんで「目井津子守船歌」「串間市歌」なども披露され、観客も一緒に口ずさんでいた。