宮崎県西南部にある、霧島えびの高原にある「えびの高原ホテル」は、昭和３３年の開業以来４０年になり、リニューアルオープンを目指して５月１６日までで休館することになり、あと数日を残す５月８日（土）に、ホテルのご好意もあって「メモリアルコンサート」において、演奏いたしました。会場となったホテルロビーには、近くのホテルなどのお客様もご一緒にお呼びして１６０名位の聴衆で満席（？）となり、私たちも精一杯演奏できました。
東京からもＵ氏がわざわざ来宮、総勢３９名が名残の尽きないホテルで社長以下社員ご一同の大歓迎を受け、素晴らしい思い出となりました。
ホテルに到着してまもなくホテルの部屋のベランダに出てみますと、７〜８頭の野生の鹿が私たちを歓迎して早速姿を見せてくれました。話には聞いていましたが、こんなに目の前まで近づいて来るとは・・思わず大感激！
途中、某氏の関連施設でもある小林市・生駒高原にある「ポピー園」に立ち寄って久し振りの目の保養をしました。園内は満開のアイスランドポピーが初夏の高原を彩り、歓迎していました。
思い出の歌で別れ惜しむ えびの高原ホテル１６日から一時休業 （宮崎日々新聞５月１０日掲載分より）
老朽化などに伴い１６日から一時休業するえびの市・えびの高原ホテルで、懐かしい思い出の歌で”別れ”を惜しむコンサートが８日夜、開かれた。ホテルは今月末から取り壊しが始まるが、具体的な再開の目途は立っていない。コンサートには県内で唯一の男声合唱団、フルトン男声合唱団（清水章団長）が出演。３５人のメンバーがピアノの伴奏に合わせて、歌詞に同ホテルも歌いこまれた「思い出のスカイライン」や、「フェニックスハネムーン」など１５曲を披露した。
会場となったホテルロビーには、宿泊客ら１５０名が詰めかけ、昔を懐かしむように聞き入ったり、一緒に口ずさんでいた。最後は全員で「思い出のスカイライン」を合唱し、思い出の詰まったホテルとの別れを惜しんでいた。
家族でコンサートに訪れた福岡県筑紫野市、会社員山田和彦さん（46）は「学生時代から毎年、このホテルを利用している。青春時代の匂いのするホテルが消えるのは寂しい」と残念がっていた。
同ホテルは１９５９年（昭和３３年）７月に開設し、これまでの利用客は約５８０万人に上る。中原安雄社長は「一時休業を惜しむ声は多く寄せられている。一日でも早く再開させたい」と話していた。
